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将棋・矢倉の棋譜 第63期王将戦 七番勝負 第3局 渡辺明王将 vs 羽生善治三冠 矢倉系の将棋

今回の将棋は、途中までずっと先手が良いように見えました。将棋ソフト激指で調べてみますと、65手目2四飛から71手目3四銀の数手で一気に急転直下したようです。(75手目の2三歩の時点では大差です。将棋ソフト激指の解析結果を見ていますと、やはりその正確さと優秀さには脱帽します。)

先手の渡辺明王将は、この2手特に65手目2四飛にはあまり時間をかけていませんでしたので、何か大きな錯覚か読み違いでもあったのかもしれません。詳細は、将棋世界の解説を待ちましょう。

 

正直なところ、羽生善治三冠の3連敗を予測していましたので、今回の結果には安堵しています。別に羽生贔屓という訳ではないのですが、将棋のタイトル戦はできる限り多く観戦したいですから、片方の4連敗や1勝4敗は避けてほしいのです。

これで羽生善治三冠がやっと一番を返しましたので、次の第63期王将戦七番勝負第4局からますます盛り上がってきます。渡辺明王将の調子も戻ってきていますから、第4局以降も大熱戦が期待できるでしょう。

 

できれば対抗形(振り飛車対居飛車)の将棋を見たいです。ですが、その可能性は1%もないでしょうから、過度の期待はやめておきます。

なお、今回の将棋は矢倉の出だしでしたので、<矢倉系の将棋>と記事タイトルには書いておきました。

 

 

 

 

将棋・四間飛車の棋譜 豊島将之七段対西川和宏四段 第63回 NHK杯テレビ将棋トーナメント「3回戦・第8局」2014年1月26日(日)

 

あちらのブログ<将棋・上達の探求>の容量がそろそろ限界に来ています。諸事情によりすぐには容量アップができませんので、念のためこちらにも NHK杯将棋トーナメントの将棋の棋譜を載せておきます。あちらの将棋棋譜速報より若干遅い投稿になりますが。

 

正直なところ、後手四間飛車でここまで指せるのですから、将棋のプロにはもっと振り飛車を指してほしいものです。アマチュア将棋ファンには振り飛車党が多いですから、今日のように早指し将棋で素晴らしい将棋を指せれば、将棋ファンの急増も見込めるでしょう。

一個人としての意見ですが、プロのタイトル戦の将棋には、相居飛車の多過ぎて辟易しています。昔の大山康晴15世名人のようなタイトル戦で振り飛車を指す棋士の出現が望まれます。

 

今日の NHK杯将棋トーナメントの将棋は、本当に素晴らしかったです。感動したアマチュア将棋ファンも、きっと多かったことでしょう。とても質の高い将棋でしたので、将棋ソフト激指(特に、激指13)での解析と研究をお勧めします。