激指13は、2013年11月12日から予約販売を受け付けています。
ここでは、将棋ソフト激指の有効な使い方やその長所・短所をまとめています。
目次
将棋ソフト激指13・12・激指定跡道場3の有効な使い方
【注意】管理人むとせは、将棋ソフト激指製作の関係者ではありません!!!
01.形勢判断に活用できる
・将棋で強くなるためには、正しい大局観に基づく適切な形勢判断力を身に付けなければならない。
・その判断材料として、将棋ソフト激指の解析能力の結果がとても参考になる。
・ただし、局面によって、その解析能力の実力に差が出てくる。
・特に、中段玉や入玉局面になるとその傾向が出てくるようだが、徐々に改善されているようだ。
・たいていの局面では、最低でもアマ四段~六段レベルの形勢判断力はある。
・だが、終盤や最終盤になると、プロレベルに肉薄している場合も多い。
02.時間を節約できる
・自分の課題局面や指定局面から将棋の対局すれば、時間を節約できる。
・将棋ソフト激指を使用すると、効果的に【待った将棋】をできる。
・気になる局面に戻り【待った将棋】ができれば、これも時間の節約になる。
03.定跡編集を容易にできる
・将棋の定跡は、日々増加し進歩している。
・その増加・進歩に遅れないためにも、新定跡と裏定跡、あるいは独自の研究は、追加して行く必要がある。
・そのツール(道具)として、将棋ソフト激指の編集機能は、我々にとって欠かせない武器である。
04.将棋研究の利便性が高まる
・将棋ソフト激指に付属している定跡を使えば、短時間で定跡を調べ研究することができる。
・例えば、仕掛けの周辺だけを研究したければ、激指に蓄積された定跡を使えばそれが容易にできる。
05.実戦練習になる
・一般的に、激指2級=道場初段、激指四段=道場五段と言われている。
・地方在住の人にとって、対戦者の不足は共通の悩みである。
・そんな人にとって、将棋ソフト激指との対局は、その実戦不足を見事に補ってくれる。
・大切な大会や対戦の前に将棋を何局でも練習できる。
・これは、アマチュア将棋ファンにとって、練習の最高の機会になる。
・また、とても大切なことであるが、将棋で上達するためには、常に自分より強い人との対戦が必要だ。
・将棋ソフトによっては、強さを100段階に設定できるものもある。
・それらを有効に活用することによって、自分より強い相手が不足することはなくなる。
・捕捉だが、時間設定が自由なことも、多忙なアマチュアには利点である。
06.仮想対局ができる
・地元の大会を勝ち抜くためには、数多くの強豪のマークと研究が必要だ。
・そんな彼らの仮想対局相手として、将棋ソフト激指は欠かせない。
・地元の新聞で強豪の将棋をチェックしながら、仮想対局を十分に行って大会に臨もう。
07.短期間で将棋勘を取り戻せる
・10~30秒将棋や1~5分切れ負け将棋を数多く指すことも時には必要である。
・それによって、将棋の勝負勘を短期間で取り戻すことができる。
・アマチュア将棋ファンは多忙である。
・そう毎日毎日将棋の研究に熱中できる訳ではない。
・当然実戦不足による弊害も出てくる。
・そんな時は、10~30秒将棋で実戦不足を短期間で補わなければならない。
・その対戦相手として、将棋ソフトは大変優れている。
・管理人も大体50~200局指せば、将棋勘が戻ってくることが多い。
・もちろん、時と場合にもよる。
08.模範(見本)対局を収集できる
・自分の得意戦法を磨いたり、苦手分野を克服したりすることは重要である。
・そのためにアマ高段者やプロのような模範となる将棋を集めることができる。
・しかも、それはアマ高段よりずっと強い将棋であることが多い。
・ほぼプロの将棋と言っても過言ではない。
・ただし、最低2手ぐらいの緩手が目立つこともある。
・個人的には、激指四段+同士と激指五段+同士の対局が気に入っている。
・なぜなら、対局が速いからだ。
・激指六段+同士になるとレベルは高くなるが、対局終了まで時間がかかる。
・これは、パソコンの性能がもっと上がれば改善されるだろう。
09.将棋の終盤力を高められる
・将棋ソフトを使えば、将棋の終盤に特化した練習ができる。
・それは、【将棋・上達の探求(将棋が強くなる)】でご紹介した方法である。
・具体的には「勝勢将棋」や「優勢将棋」、 「有利将棋」を活用することになる。
10.将棋終盤の危機感知能力が数段高まる
・管理人の経験上、将棋ソフトで200局も将棋で負けると、ある特別な効果がある。
・それは、自玉の危険度への認識が高まることである。
・これは、将棋で強くなる上での必須能力の1つでもある。
2013年5月20日(月)時点で発売されている将棋ソフト激指は、次の2点です。
11.将棋の手筋を習得できる
・激指で将棋を勉強していると、自然と将棋の手筋を習得していることがわかる。
・しかも、将棋の本に載っていない高度な手筋やプロも気が付かない手筋も学べる。
・これが、我々アマチュアの将棋上達を加速させてくれる。
12.疑問の局面を高度な解析能力で分析できる
・将棋ソフトの解析能力は、日々高まっている。
・すでにアマ七段レベルを超え、プロの水準に近づきつつある。
・いずれ長時間の将棋でもプロトップを破る時がくる程に実力が迫っている。
・だから、今のうちから解析能力を生かした将棋の研究をしておこう。
・決してマイナスにはならない研究方法である。
13.指し手に迷った局面での候補手を調査できる
・将棋ソフト激指の候補手は、人間の想像を遥かに超えることも度々だ。
・そんな素晴らしい指し手を自分の将棋に生かさない手はない。
・現代将棋ではプロも参考にしている程だ。
14.複雑な局面での詰みや寄せを調べることができる
・複雑な局面での詰みや寄せを発見するスピードは、明らかにトッププロを凌駕している。
・この能力は、我々アマチュアの将棋終盤力アップに貢献している。
・特に、局面を細分化し指し手ごとに研究していく方法がアマチュアには向いているようだ。
・管理人もよく使っている方法だ。
・ただし、将棋ソフト激指の詰みと寄せの発見には、多少の穴があるようだ。
15.将棋の本質は【咎め】であり、その最良の練習相手になる
・将棋上達のコツは、相手の指し手を咎める能力を高めることにある。
・その練習のためには、将棋ソフト激指の弱い棋力が、最良・最高の練習相手になる。
・人間相手に自分より弱い人を求めることは、とても残酷である。
・決して身近やネット上でそういう対戦相手を探さないことである。
こんにちは。
いつも素晴らしい記事をありがとうございます。
私は定跡道場2を持っているのですがあまり有効に活用出来ていません。
というのも、激指を相手に指すと将棋が雑になってしまうのです。
パソコンを前にしているとうまく集中出来ません。
人を前にして実物の盤と駒を使うのと違って緊張感がないこと、こちらが一生懸命考えて指しても
激指はほとんどノータイムで返してくることなどが原因かと思っています。
このように感じているのは私だけでしょうか?
コンピューターを相手に丁寧に指すコツ、心構えなどを教えていただきたいと思います。
こんにちは。
コメント、どうもありがとうございます。
心から感謝致します。
私も全く同感です。
最初の頃は私もかなり熱くなって将棋を指してしまい、随分辛酸を嘗めました。
ブログにも数回書いたように、2000~2004年頃には将棋ソフト相手に1000回は負けています。
当時の自分の実力不足と思慮のなさを反省しております。
「コンピューターを相手に丁寧に指すコツ、心構えなど」ということですが、
今すぐに思い付くことは2点しかありません。
思い付きですので、しばらく熟考した後で「将棋・上達の探求」で書きたいと思います。
しばらくお時間を頂けるでしょうか?
ブログで取り上げることに問題があれば、早めにご連絡を頂ければ幸いです。
なお、先程「将棋の極秘・丸秘(http://shougishuubann.seesaa.net/)」に
「【極秘】やってはいけない将棋練習法【一般的な将棋ファンの皆さんへ】」を投稿しました。
稚拙な文章で誠に恐縮ですが、お読み頂ければ少しはヒントになるかもしれません。
この度は、貴重なコメントとお褒めの言葉を頂き誠にありがとうございました。