詰将棋の学習効果:その3 まとめ

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詰将棋と実戦詰将棋は、とても異なります。ですが、詰将棋をまともに解けない人が、実戦での詰みや必死(必至)、寄せで上手になることはありません。

学習効果は、一般に、【将棋の終盤力】について触れている人が多いです。しかし、人間の脳と将棋は、それほど単純ではありません。その効果は、読者の予想を遥かに超えます。それは、上記の通りです。

将棋上達法を絞りに絞ると、それは2点になります。1つは、詰将棋を質・量ともに充実して解くことです。そして、もう1つは、得意戦法を持つことです。

得意戦法を将棋ソフト激指や書籍で磨き、将棋で強くなりましょう。

 

将棋ソフト激指】については、リンク先をご覧下さい。

このサイトに到達するような人は、行動が積極的です。そういう人は、必ず将棋が強くなります。強くならない訳がないのです。

特に、【01~46】のすべてを読み、最後の【まとめ】まで読むような人は、必ず努力が報われます。世の中そういうものです。

 

ただし、「継続すれば」の話です。

 

努力が報われるまでの期間は、人それぞれです。2年後や5年後の人もいれば、10年後や20年後、あるいは死ぬ直前の人もいるかもしれません。(あるいは来世?)

結局、将棋でも何でも継続した努力でしか成果は出ません。皆さんは、大好きな将棋や詰将棋を一生懸命やっています。対象が大好きなものであれば、努力が努力でなくなります。

大好きなことでコツコツ練習や訓練をできることは、とても幸せです。その恵まれた環境に感謝することです。【世界には明日の食べ物の確保が困難な人が10億人もいます。それと比較すれば、我々はずっとずっと幸福です。】

 

この点がプロと大きく異なるところです。アマチュアは、趣味で大好きな将棋や詰将棋に取り組んでいます。ところが、プロは将棋も詰将棋も大好きですが、生活がかかっています。大事な将棋をたくさん負け、多くの辛酸を嘗めています。年齢が上がるとだんだん将棋が勝てなくなり、勝率も収入も下がってきます。

しかし、我々アマのレベルでは必ずしもそうではありません。しかも、将棋の楽しみ方も数多くあります。できれば、将棋も詰将棋も楽しみながら強くなりましょう。

 

将棋の上達や成長に関しては、個人差があります。決して他人と比較することなく、【自分は自分、他人は他人】と自分自身に言い聞かせ、我が道を進みながら精進しましょう。

 

これが、結局のところ、一番大事なことです。